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英語話せるようになるために文法って必要なの?

英会話の上達には、きちんと英文法を理解することが、誰にでも通じる英語を話す秘訣ですよとお話すると、「英語ネイティブの赤ちゃんは書いたり、文法勉強したりして英語勉強しないでしょ?」という意見がでてきます。

その通りです!ただ、一つ重要なことがあります。

「あなたは赤ちゃんではないですよね?」

脳は成長とともに、記憶の仕方も異なってくるし、得意なことも変わってきます。赤ちゃんのようなスポンジ並みにただただ吸収する力は、残念ながら成長してからはありません。

しかし、論理だてて理解する力と、既存の情報と結びつけて理解する力は、実は大人になるごとに成長していくのです

これは、人の脳の仕組みであり、「え~前の方がよかった!」と抗う余地はありません。

現実を受け止めて、今できることをやっていきましょう。そうすれば、必ず望む未来がやってきます。

受験英語ではなく、英会話のために理解しておきたい文法が書かれている本を紹介します。

英文法の全体像を理解するためのおすすめ本

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

著者の大西 泰斗氏とポール・マクベイ氏のタッグは、NHKの番組「NHK3か月トピック英会話 ハートで感じる英文法」を担当されていたことがあり、多くの人がその独特さとわかりやすさに驚いたことと思います。

大西 泰斗氏の本は、ピンポイントで攻めている本が多い中、「一億人の英文法」だけは、英文法の全体像を解説しているものです。

日本人のために書かれたため、日本人がなぜつまずくのかを徹底的にポイントを理解して解説されている本です。

また、大西 泰斗ぶしの口語口調で解説してくれているため、難しい文法が簡単に感じます。

現時点では、初心者から上級者までおすすめできる他に類のない文法本です。

初心者にとっては、あんなにわかりにくかった英文法が「ほほ~!」となりながら理解できると思います。なぜなら、学校で学ぶ英文法と全く異なるアプローチだからです。

中・上級者にとっては、抜け漏れを発見するのに役立ちます。またご自身が教える立場の場合、「こんな考え方が存在したのか!」という驚きの発見と、深い深い知識が身に付くでしょう。

念のために言っておきますが、受験のための解説書ではありません。

「一億人の英文法」は、以下の目的で書かれた本です。

  • 聞いて理解できるようにするため
  • 英語を話せるようになるため
  • 読めるようになるため
  • 書けるようになるため

英文法は骨格の部分でそう簡単にはかわりません。

一生ものの本となるでしょう。

総合英語Forest 7th Edition

上で紹介した「一億人の英文法」は、親しみやすい口調で書かれている本でした。

こちらは、「ザ・文法書」です。少し硬派なイメージですね。

高校で採用されたりしていることもあり、すでに学んだことがある人も多いかもしれません。ですので、上で紹介した「一億人の英文法」の口語口調が苦手な方におすすめします。

高校生のときと、今の自分では感覚が変わっていることがあり、高校の時に勉強が進まなかったとしても、今のやる気と学びたいという気持ちがあれば、コツコツ進めていけると思います。

この本はボリュームがたっぷりなので、一つ一つを理解してから前に進むよりかは、ある程度理解してスピード感をもって勉強を進めて、何度も繰り返し勉強した方がいいでしょう

わからないところをピンポイントに理解するためのおすすめ本

ネイティブはこう使う!マンガでわかるシリーズ

こちらは、デイビッド・セイン氏の本で、マンガを取り入れています。

ユニーク満載で勉強している感なく読めます。

しかし、きっちりと前置詞のポイントが押さえられているので、初心者・中級者におすすめです。

アマゾンでも特に人気な本になっています。

他にもシリーズがあるので、一冊読んでみて、「これはいい!」となったら、動詞編と形容詞・副詞編もおすすめします。

 

ネイティブスピーカーの英文法シリーズ

1996年出版と古いのですが、普遍的な考えをまとめたシリーズなので、今でも内容はすたれることがなく、おすすめです。

こちらは、上に紹介した「一億人の英文法」と同じ著者大西 泰斗氏の本です。

ですので、「一億人の英文法」が気に入ったら、こちらのピンポイントの教材も検討してみましょう。

他にはない深い視点で学ぶことができる今でも良書の中の良書です。

おわりに

どのステージの人にも言えることですが、英会話力を次のステージに上げたいとき、文法の知識は必要不可欠になります。日々話す書くの練習しているだけでは身につかない知識なのです。

そのため、上に紹介した文法書で「自分で」能動的に学んでいくことが、新たな道を開く方法となるでしょう。

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